河川環境等水質調査の結果について

調査目的

  1. 別海町の主要な河川の水質分析をすることにより、河川環境の実態を把握すること。
  2. 風蓮湖及びその河口の水質分析を行い汚濁状況の把握及び過去との比較をすることによる汚濁の進行の実態を把握すること。

調査結果

 令和6年度に実施しました町内8河川(西別川、然内川、清丸別川、ヤウシュベツ川、風蓮川、当幌川、春別川、床丹川)の16地点及び河口3地点並びに湖沼調査(風蓮湖1地点)で行った水質調査の結果をお知らせします。

河川、河口調査

 年間平均値では、基準不適合となった地点がみられたが、それ以外の地点では環境基準に適合していた。直近5年間では不適合の割合が10%程度で推移している。過去の結果と比較して大きな変動は見られず、経年的にほぼ同程度の水質を維持していると言える。
 降雨時には、BOD、SS、DO、大腸菌数が基準を超過する、あるいは河川B類型相当以下となる事例が多く見られる。降雨の影響で、pHとDOは若干低下し、BOD、SS、VSS、大腸菌数が増加する傾向にあるが、窒素類には大きな変化が見られなかった。
 現時点では早急な水質改善の対策は必要ないと考えられ、今後もこの水質が維持されるか注視する必要がある。

湖沼調査

 年間平均値では、降雨時にpH、COD、DOが環境基準に不適合となったが、経年的にほぼ同程度の水質を維持しており、過年度と比較して著しい汚濁の進行は見られなかった。
 降雨によって、pHとDOは若干低下し、BOD、COD、SS、大腸菌数、VSSが増加することが多い。ただし、その傾向は河川ほど強く現れず、ときには晴天時と同程度、または晴天時の方が高いこともある。また、窒素類には大きな変化が見られなかった。
 現時点では早急な水質改善の対策は必要ないと考えられ、今後もこの水質が維持されるか注視する必要がある。

結論

 年間平均値では環境基準に適合しないデータがありましたが、過去の結果と比較して大きな変動は認められず、経年的にほぼ同程度の水質を保っていることから、現時点で早急な水質改善の対策は必要ないと考えられます。

その他

 道で調査している河川水質結果については、下記リンクからご覧いただけます。
 西別川(別海橋・長栄橋)、風蓮川(風蓮橋・ポン川橋・万年橋)、別当賀川(別当賀橋)など